経由地でパスポート残存期間が足りないことが発覚!抜け道はある?対応法とは
2018年10月、トルコ航空でクロアチア行きを数人の友人たちと旅行に出かけた主人が、経由地のイスタンブールで搭乗拒否にあいました。
海外駐在経験もあり、英語も問題なく、旅行慣れした主人ですが、さすがに初めての経験で、多少パニックになったようです。
Twitterなど見ていると、意外にパスポート残存期限が足りない人がいることがわかりました。
そこで、今回は、経由地でパスポート残存期限が足りない場合の対処方法について、まとめましたので、旅行中困っている方がいれば、ぜひシェアしてください。
Contents
経由地でパスポート残存期限が足りないとわかった場合、やることは6つ
経由地でパスポートの残存期限不足が発覚するのは、たいていの場合は、乗り継ぎ便に搭乗する時です。
搭乗しようとするゲートの機械ではねられます。
搭乗拒否にあう直前までは、旅行気分で意気揚々としているところを寸止めされてしまうのは、心が折れそうになりますよね。
くよくよしても仕方ないので、すぐに気持ちを切り替えて、今後のプランを練りましょう。
搭乗拒否にあった場合にやることは大きく6つあります。
- 預入荷物の確認
- 空港職員から対応方法を確認
- 友人とのアポをキャンセル
- 旅行続行の可能性を探る
- 各種予約とキャンセル手続き
- 出発までの空港内での過ごし方
それでは、一つずつ紹介していきます。
1. 経由地で搭乗拒否にあった場合にまず心配なのは預け入れ荷物
ゲートの空港職員に、預け入れ荷物が搭乗予定の便に乗せられていないか確認しましょう。
紛失の可能性が高くなるため、事前に把握しておくと安心ですね。
しかし、厳格にバーコード管理されているため、荷物も同時に本人と共に搭乗拒否されています。
まず最初に、預け入れ荷物をピックアップする方法を空港職員に確認しておきましょう。
どこかに置き去りにされてしまう可能性があります。
2. 搭乗拒否にあったら、空港職員にその後の対応を確認すること
搭乗拒否にあったら、この後、どうすべきかについて、空港職員に確認しておきましょう。
パスポート残存期限によっては、最終目的地まで行けなくても、経由地に入国することが可能になります。
今回のトルコを例にあげます。
最終目的地のクロアチアは、クロアチア出国時に、最低3ヶ月以上のパスポート残存期限が必要です。
また、トルコも同じく3ヶ月の期間が必要なため、今回はトルコでさえ入国することができませんでした。
空港職員より、トルコ入国の可否について、一度、トルコ入国審査で相談するように指示を受けました。
経由地に入国する理由は、領事館でパスポート更新手続きが可能だからです。
もちろん、最低5営業日が必要になりますが、要相談ですね。
そのほかにも、旅行先変更という意味合いもあります。
結果として入国不可とのことで、エアサイドにあるチケットカウンターにて、日本行き片道航空券を買うことになりました。
3. 友人や家族にコンタクトをとって落ち着こう
現地で会う約束をしている友人がいれば、コンタクトを取ってみましょう。
人に伝えることで、気分が落ち着くことがありますよね。
また、友人も海の向こうで、何かしら調べて、良い方法を見つけてくれるかもしれません。
現地で会う人がいない場合は、日本の友人や家族に連絡を取るのも良いです。
その際は、海外慣れしているとか、旅行通の人に連絡する方が、安心できますよね。
空港内は、無料Wifiを使えることが多いです。
Wifiが使えないからと言って、レンタルWifiを安易に使用するのは避けた方が良いです。
申告していない地域での使用は、定額制サービス対象外となり、割高な通信費用が請求されることがあるからです。
たとえば、イモトのWifiでは、1KBあたり2円の料金が発生します。
- メール300文字=20KB=40円
- Yahoo!閲覧=200KB=400円
- 写真=2MB=4,000円
と言った金額になります。
まずはWifi環境を作って、LINEやSkype、WhatsAppなどを利用して、友人や家族へコンタクトを取りましょう。
特にSkypeはクレジット式で携帯や固定電話へかけることが可能です。
4. 抜け道はある?このまま旅行を続けられるか、可能性を探ってみる
乗り継ぎ便に搭乗できなかった時点で、今後の進路は4つあります。
- 無理やり目的地に飛ぶ
- 経由地の領事館でパスポートを更新し、最終目的地へ向かう
- 旅行先を経由地やパスポート残存期限の短い国へ変更する
- 帰国便のチケットを購入する
無理やり目的地に飛ぶというのは、かなりのリスクがあります。
アジアの国では、帰国便の予約があれば、柔軟に対応してくれることもあるようです。
あくまで、自分の責任です。
経由地でパスポート更新というのは、経由地に入国できるだけのパスポート残存期限が残っていなければなりません。
そのため、そもそも該当しないこともあります。
旅行先をパスポート残存期限の短い国へ変更するという方法もあります。
もちろん、その時点で予約している航空券は破棄して、新たに航空券を予約しなければいけません。
たとえば、ヨーロッパでは、イギリスが唯一、パスポート残存期限が帰国日の翌日までで良いのです。
時間があれば、イギリスの領事館でパスポート更新して、最終目的地に向かうという方法もあります。
今回の例のように、イスタンブールで搭乗拒否にあった場合は、以下のような航空券を予約するのが良いでしょう。
イスタンブール → ロンドン → クロアチア(ドゥブロヴニク) → (経由) → 日本
当日予約になると、金額について不安になりますよね。
参考までに、イスタンブール → 成田の片道航空券は約13万円でした。
また、上述したイスタンブール → ロンドン → クロアチア(ドゥブロヴニク) → (経由) → 日本の経路については、同時期で16万円ほどでした。
時間もコストも余裕がある人向きですね。
海外発券は、Skyscannerがオススメです。
選択肢がない場合は、エアサイドにあるチケットカウンターにて、帰国便のチケットを購入することになります。
5. 各種予約とキャンセル手続き
落ち着いたところで、以下の手続きをしましょう。
- 帰国または他国便の予約
- 宿泊のキャンセル
- オプショナルツアーキャンセル
- 旅行保険のキャンセル
- 次の便まで時間があるときは、エアサイドにあるホテル予約
詳細をご覧ください。
帰国便または他国便の予約
帰国便または他国便を予約しましょう。
先ほども紹介しましたが、スカイスキャナーで探すと、当日の予約でも比較した上で予約することが可能です。
宿泊のキャンセル
宿泊をキャンセルする際は、メール、電話、予約したサイト経由等で実施します。
日本出発前に、個人でホテルの予約をする場合は、可能な限りサポートが行き届いたサイトで予約することをオススメします。
理由は、電話でしかキャンセルができないとなると、国際電話料金がかかるからです。
私が今まで使った中では、Booking.comは非常に使いやすいサイトでした。
予約内容によっては、支払いの一部または全額が戻る可能性があったり、○時間前までキャンセル料無料というケースもあるため、早めに連絡しておくのが望ましいです。
オプショナルツアーキャンセル
日本で申し込みしていた、オプショナルツアーもキャンセルしておきましょう。
直接電話が繋がらなくても、当該サイトの問い合わせからメールを送っておくことをオススメします。
送信日時がわかるからです。
特に、空港までの送迎を依頼していれば、確実に予約キャンセルを伝えておきたいですね。
正直に理由を話せば、同情してくれて、キャンセル料金を取らないこともあるかもしれないため、困っていることを話しておきましょう。
旅行保険をキャンセル
旅行保険に別途加入してきた場合は、保険証書に記載された日本の連絡先にコンタクとを取り、早めに帰国する場合は、キャンセルしておくことをオススメします。
理由は、旅行期間の短縮ということで一部返金してくれる可能性があるからです。
他国へ行く場合、申告した地域と違っても良いか確認しておいた方が良さそうです。
理由は、行き先(国)によってというより、アジア圏内は保険料が同じだったりするからです。
早めに保険会社へ連絡しておきましょう。
ちなみに、搭乗拒否について補償する保険会社はありませんので、ご注意ください。
次の便まで時間があるときは、エアサイドにあるホテル予約で休憩
次の便まで時間があるときは、こんな過ごし方ができます。
- カフェで休憩
- ショップ散策
- ラウンジで休憩
- エアサイド内のホテルで休憩
全ての予約が完了し、今後の見通しが立ったら、カフェで休憩したり、ショップ散策で気分を紛らわせましょう。
また、次便の出発までに時間がある場合は、エアサイド内にホテルがあれば休憩するのもありです。
シャワーを浴びて、心ゆくまでWifiを使い、体を休めましょう。
もしも、プライオリティパスや航空会社の会員ステイタスがあれば、空港内ラウンジを利用することで、コストを下げることも可能です。
主人は、ANAの上級会員であったため、航空会社が運営するラウンジで20時間過ごしました。
イスタンブール空港に、プライオリティパス専用のVIPラウンジがありますが、最大滞在時間が4時間という規定があったため、今回は、航空会社が運営するラウンジで過ごしました。
まとめ
以上、経由地で搭乗拒否にあった場合の対応をまとめました。
やることは大きく6つです。
- 預入荷物の確認
- 空港職員から対応方法を確認
- 友人とのアポをキャンセル
- 旅行続行の可能性を探る
- 各種予約とキャンセル手続き
- 出発までの空港内での過ごし方
航空券予約時に、パスポートの残存有効期限を確認した上で、発券するようにしましょう。
旅行はトラブルがつきものです。
万が一空港内に長時間滞在しなければならなくなった時のために、プライオリティパスがあると良いですね。
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