2017年3月から、ANAアメックスカードでも、Apple Payを使えるようになりました。
それにより、iPhoneなどの機種をかざして改札を通る人は増えてきました。
Apple Payを使えば、コンビニではキャッシュレスで支払いをすませることも可能です。
かっこいいですよね。
しかし、Apple Payはマイラーにとって大きな落とし穴があるため、注意が必要です。
なぜなら、加算されていると思っていたマイルが、されていない可能性があるからです。
そこでこのページでは、Apple PayとANAアメックスカードの使い分けを提示して、スマートな支払い方法を提案します。
賢くマイルを貯めるための方法のため、マイラーは必見ですね。
目次
1. Apple Payのメリット増大でANAアメックスを登録してわかったこと
Apple Payが使えるようになって、キャッシュレスの生活になり便利になったことがありました。
一方で、実際に使うことで、マイラーにとってのマイナス面も見えてきましたので、ご紹介します。
1-1. Apple Payのメリットとは

Apple Payはスマートに支払いができて、メリットが大きい決済方法です。
特に、以下のような良い点があります。
- 100円単位でポイント加算される
- 現金を出す必要がない
- 複数のカードを持ち歩く必要がない
- カード決済ができなくても、QUICPayがあればカード決済が可能
QUICPay(クイックペイ)とは、日本の電子決済サービスの一つです。 ポストペイド(後払い式)で、クレジットカードに紐付けされています。 一度の会計額が2万円までと設定されています。使う前にチャージする必要がないため、利便性が高い。 QUICPay+(クイックペイプラス)では、2万円以上の支払いも可能で、取り扱い店舗ごとに設定されています。
たとえば、お昼時のコンビニのレジでは、長蛇の列であることが多いですよね。
そこで、Apple Payで支払うと、クレジットカードポイントは加算されるし、現金を出す必要がありません。
並んでいるうちに、支払いするカードをメインカードに設定しておけば、あとは機械にかざすだけです。
また、Apple Watchを身につけていると、手ぶらで改札を通ることが可能です。
特に、小さい子供を抱っこしていたり、たくさん荷物を持っていたりする時に重宝します。
子供を一度おろして、suicaなどのICカードをカバンやポケットから取り出すことが不要になり、改札の前で立ち止まる必要がないのです。
Apple Payによる支払いは、スマートで、魅力的な決済方法ですよね。
1-2. ANAアメックスホルダーならではのApple Payのデメリットとは

ANAアメックス保有者にとって、QUICPayによる支払いには、デメリットもあることを覚えておきましょう。
以下のように、マイラーにとってのマイナス面が存在しています。
- ポイントは貯まるが、提携店の追加マイルが加算されない
- 使うカードをあらかじめメインカードに設定する必要がある
- カード会社からの明細には、「QUICPay」と表示されるので、何の利用かわかりにくい
Apple Payには最大8枚のクレジットカードを登録可能です。
支払いのたびに、メインカードにANAアメックスカードが設定されているか確認する必要があります。
デメリットをカバーできる使い方を知ることが大切ですね。
1-2-1. ANA系列店での割引対象にするためにはカードの現物が必要
ANA系列の店舗で商品を購入する際は、通常ANAアメックスカードの提示または利用で、10%の割引が受けられます。
しかし、Apple Payに収納されているANAアメックスカードで決済しても、割引を受けられません。
なぜなら、店員さんは、あくまでもANAアメックスカードの現物で、確認をしているからです。
10%の割引が受けられる、空港のANA FESTAでの使用方法です。
- レジで、ANAアメックスカードそのものを、店員さんに提示します。
- 端末で、ANAアメックスカードがApple Payのメインカードに設定されているかを確認します。
- その端末を機械にかざすと、支払いが完了します。
Apple Payの他に、カード現物を提示するのが少し面倒でデメリットに感じますね。
QUICPayが使えるからといって、端末だけを持ち歩くと、割引が受けられないので覚えておきましょう。
ANAアメックスカードとANAアメックスゴールドカードは、それぞれ最大40,000マイル、60,000マイルが貯まるキャンペーン中です。
詳しくは、「ANAアメックスを徹底比較!特典を最大限に活用する裏技公開!」の記事をご覧ください。
1-2-2. 実は損をしている、Apple Payによる支払い方

Apple Payによる支払いは、ANA提携店でもらえる追加マイルの取りこぼしがあります。
クレジットカード会社は、あくまで、「QUICPayによる支払い」と認識し、追加マイル積算の対象外になるからです。
たとえば、セブンイレブンでは、ANAアメックスカードの利用により、200円につき1マイルが追加で貯まります。
これをApple Pay利用は「QUICPay」決済となり、追加マイルが加算されません。
ANAカードマイルプラス加盟店で、QUICPay決済をすると、通常加算されるはずの追加マイルは、加算対象外になります。
あくまでANAアメックスカード決済によるもののみが、追加マイル積算の対象になります。
1-2-3. ANAアメックスでsuicaやEdyにチャージしたらポイント対象外

ANAアメックスカードで、SuicaやEdyにチャージしても、ポイントは加算されません。
これは、アメックス社の規定で、プリペイドに加算しない方針だからです。
一方で、ポストペイドは加算対象になります。
たとえば、JRの「みどりの窓口」では、クレジットカードでsuicaにチャージすることが可能です。
しかし、ANAアメックスカードでsuicaにチャージをしても、クレジットカードポイントは貯まりません。
JRの駅の券売機では、クレジットカードは使えません。 しかし、「みどりの窓口」にある券売機では、国内で発行されているほとんどのクレジットカードが利用可能です。 130円などの少額でも、カード決済が可能です。
Suica やEdyのようなプリペイド決済には、ポイントが加算されません。定期券や通常の乗車券を購入する場合は、みどりの窓口で購入しましょう。
2. ANAアメックスホルダーの賢いApple Payの使い方
マイラーにとっては、ポイントやマイルの加算漏れが気になるところです。
そこで、Apple Payの支払いでポイントを漏れなく貯める、賢い使い方をご紹介します。
2-1. クレジットカードが使えない店こそApple Payの出番

クレジットカードは使えないけれど、「QUICPayなら使える」というお店こそ、Apple Payの出番です。
Apple Payで、メインカードをANAアメックスカードに設定し、QUICPay決済をすることが可能だからです。
たとえば、牛丼専門店の「すき家」では、クレジットカード決済ができません。
支払い方法は、ポストペイド決済または、現金のみです。
このようなケースでは、QUICPayで支払うと、ポイントが貯まりますね。
もう一つ例を紹介します。
自動販売機は、クレジットカードによる支払いはできません。
しかし、QUICPayやiDによる支払いができる機械があります。
このようなケースでは、QUICPay決済が選択可能です。
QUICPayによる支払いができることで、マイルの取りこぼしを無くすことが可能になります。
また、現金を出すことなくスマートに買うことができますね。
2-2. 海外でANAアメックスカードをスマートに使う方法
日本のおサイフケータイ機能は、日本国内の使用に限ります。
しかし、Apple Payは国内外で使用可能ですので、海外では大活躍します。
以下、2019年1月現在で、Apple Payの利用が可能な国です。
- アジア:中国・香港・日本・シンガポール・台湾・カザフスタン(新規追加)
- 中東:アラブ首長国連邦・サウジアラビア(新規追加)
- ヨーロッパ:デンマーク・フィンランド・フランス・アイルランド・イタリア・ロシア・サンマリノ・スペイン・スウェーデン・スイス・英国・ウクライナ・バチカン・ガーンジー・マン島・ジャージー島・ポーランド・モナコ・ノルウェー・オーストリア(新規追加)・ベルギー(新規追加)・チェコ共和国(新規追加)・ドイツ(新規追加)・グリーンランド(新規追加)・ポーランド(新規追加)
- 北米:カナダ・米国
- 南米:ブラジル
- オセアニア:オーストラリア・ニュージーランド
特に、日本より欧米の方が、キャッシュレス化が進んでいます。
外貨を現金で用意するためには、国内では、およそ3%以上の為替手数料などがかかります。
このとき、クレジットカードによる支払いだと、為替手数料がかなり安くすみます。
また、提携店がほとんど存在しないため、常に還元率1%であり、提携店を気にする煩わしさがありません。
Apple Payを使えるかどうかは、店舗入り口にある、コンタクトレスのステッカーが目印です。

たとえば、パリのルーブル美術館の券売機には、上の図のようなコンタクトレスステッカーが貼ってあります。
よって、端末をかざして、Apple Payを利用する支払いが可能です。
機種によりますが、1つのデバイスに対し、最大8枚のカードを登録可能です。
iPhone8、Apple Watch Series3及び以降に発売されたデバイスでは、最大12枚まで追加可能です。
海外では、ポイントの取りこぼしなく使えたり、余分な為替手数料を支払う必要がなかったりとメリットが大きいです。
3. 今さら聞けない!Apple Pay/QUICPay/iD/suica Edyの関係性
電子決済サービスとして、Apple Pay/QUICPay/id/suicaやEdyについて違いを説明していきます。
利用したことはあっても、違いを理解せずに使っている人が多くいます。

ICリーダーにかざして支払いするとき、プリペイドかポストペイドによる支払い方法があります。
「プリペイド」は、suicaや楽天Edyといった、事前にチャージをして使う方法です。
一方で、「ポストペイド」は、QUICPayやiDによる支払い方法になります。
使用時は、前述の通りですが、Apple Payに収納されているクレジットカードから、支払いに使いたいクレジットカードを選択しましょう。カードの種類によって、QUICPayまたは、iDが事前に割り当てられています。
ANAアメックスカードは、QUICPayによる支払いです。
ここでは、「プリペイド」に対しては、ポイントは積算されません。
しかし、「ポストペイド」では、ポイントが付与されるということがわかりますね。
4. ANAアメックスカードのキャンペーン情報
2019年4月までにANAアメックスカードを申し込み、カード発行が完了した方は、カード利用金額に応じてボーナスマイルがもらえます。
大きくマイルを貯めるための、期間限定の大型キャンペーンです。
ANAアメックスカードの入会キャンペーンについては「ANAアメックスカードの入会キャンペーンと口コミや評判を比較」の記事に詳しく書いています。
また、ANAアメックスゴールドの入会キャンペーンについては「ANAアメックスゴールドの入会キャンペーンと口コミや評判を比較」の記事に詳しく書いています。
5. まとめ
Apple Payの基本は、ANAアメックスカード現物で、カードが使えないお店では、Apple PayからQUICPay決済を行います。
海外では、積極的にApple Payを使っていきましょう。
まだANAアメックスカードをお持ちでない方は、マイルを取りこぼししている可能性があります。
ANAマイルを効率よく貯めたい場合、ANAアメックスカードは100円の利用からマイルが貯まるため、マイラーに人気のカードです。
そのため、確実に持っておきたいカードの一つとして、検討してみましょう。
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