マイルを貯めるためのクレジットカード選びでは、度々大型キャンペーンが開催されるアメックスカードが気になりますよね。
ただ、中には「アメックスグリーンカード」と「ANAアメックスカード」の違いがわからず、決めかねてしまう方は多いです。
しかし、これらはかかる年会費や手数料をはじめとした違いがあります。
中でも、一番大きな違いは、付帯するサービス(ポイントシステムを含む)です。
そのため、あまり考えずに決めてしまうと、期待するサービスが受けられなくなる可能性があるのです。
私のオススメとしては、「ANAアメックスカード」ですが、その理由がわからなければ選べませんよね。
そこで、この2枚のカードを徹底的に比較して、違いを明確にします。さらに、マイルを貯めるには、どちらのカードが向いているかも合わせてみていきましょう。
「アメックスグリーン」と「ANAアメックス」の違いをわかりやすく解説
「アメックスグリーンカード」と「ANAアメックス一般カード」の違いについて、ポイントを絞って、ご紹介します。
まず、通常の「年会費」と「ポイント移行手数料」がかかります。もちろん、手数料なしで所有しても構いません。
しかし、追加手数料を支払うことにより、貯めたポイントをマイルや他のポイントに変えるときの「移行レート」が大きくなるため、結果的にお得になります。
下の表にある、年会費や各種手数料の種類をご覧ください。
アメックスグリーン ANAアメックス一般
年会費
(家族カード)12,000円+税
(6,000円+税)7,000円+税
(2,500円+税)
ANAポイント移行コース手数料 5,000円+税 6,000円+税
メンバーシップ・リワード・プラス 3,000円+税 なし
還元率 1%
100円=1P1%
100円=1P=1マイル
ポイントアップ 対象提携店でポイントが最大10倍に ANAグループでのカードご利用で、ポイントが通常の1.5倍
入会キャンペーン 最大18,000ポイント 40,000マイル相当
「アメックスグリーンカード」と「ANAアメックスカード」の年会費や各種手数料、さらには、ポイント還元率についてまとめました。
アメックスグリーンカードは、手数料3,000円+税を追加して、「メンバーシップ・リワード・プラス」への加入をおすすめします。
それにより、ポイント使用期限が無期限になるからです。
また、貯まったポイントの「移行レート」が上がります。詳しくは、次の項でお伝えしますね。
一方、ANAアメックスカードの場合、さらに手数料6,000円(税)を支払って、「ポイント移行コース」に加入することをおすすめします。
アメックスグリーンカード同様、ポイントやマイルが貯まりやすく、使用期限が無期限になるからです。
それぞれの詳細については、次に解説していきますので、ご覧ください。
1-1. アメックスグリーンは、還元率1% その後の交換レートアップのために各種手数料が必要
アメックスカードの還元率は、1%です。100円で1ポイントが貯まります。
しかし、貯まったポイントを使う場合、移行レートが良くありません。そのため、追加手数料を支払い、「メンバーシップ・リワード・プラス」に加入することをおすすめします。
また、貯まったポイントで、旅行関連の支払いを通常よりお得な移行レートで利用できます。 さらには、ポイントの有効期限が無期限になるオプションサービスで、追加費用が3,000円+税がかかります。
たとえば、リワードポイントをANAマイルに移行する場合、通常移行レートは、0.5%です。これが、2倍の1%になります。

ただし、ANAマイルへの交換だけは、別途「メンバーシップ・リワード ANAコース」手数料が5,000円+税かかります。
アメックスグリーンは、年会費12,000円に8,000円(税)の手数料を追加すると、効率的にANAマイルを貯められます。
ただし、年間に移行するマイルの上限が40,000マイルまでと決められています。
ANA以外の提携航空会社へのマイルやポイントの通常移行レートは、0.5%です。これが、0.8%にアップします。

メンバーシップ・リワード・プラスへの加入手数料のみで、そのほかの手数料はかかりません。
このように、追加手数料を支払うことで、貯めたポイントを、より使いやすいポイントに変えることができます。
私のおすすめは、リワードポイントをブリティッシュエアウェイズのAVIOSポイントに交換することです。
たとえば、15,000リワードポイントを、12,000AVIOSポイントに交換します。これで、JALの国内線(片道600キロ内)に搭乗することが可能になります。
片道600キロというと、羽田から札幌や福岡に行くことができます。
子連れ旅行に人気の沖縄は、片道600キロを超えますので、18,000AVIOSポイントが必要です。
ANA国内線を選択する場合、15,000ポイント必要な上、ANAマイル移行手数料年間5,000円(税抜)を支払う必要があります。
ANAに縛られず、提携航空会社を利用することで、ポイント移行先の選択肢が広がるため、ANAの特典航空券の予約に空席がない場合などは、AVIOSポイントに交換して、JALに乗ったりすることができます。
下に、アメックスカードのメンバーシップ・リワード・プラスに追加費用を支払い、登録したときと未登録の場合の移行ポイントの差を比較しました。
交換先 登録済の場合 未登録の場合
ANAマイル 1,000ポイント→
1,000マイル(*)2,000ポイント→
1,000マイル
各航空会社のマイル 1,250ポイント→
1,000マイル2,000ポイント→
1,000マイル
ホテル・旅行代理店での利用 1ポイント→
0.8円1ポイント→
0.3円
旅行関連以外の利用 1ポイント→
0.5円1ポイント→
0.3円
メンバーシップ・リワード・プラスに登録することで、移行ポイントが1.6〜2倍にアップすることがわかります。
各種手数料がかかりますが、せっかく貯めたポイントなので、使える状態にして初めて、ポイントの価値が現れてきます。
1-2. 付与されるポイントやマイルはこんなに違う
アメックスグリーンカードとANAアメックスカードでは、付与されるポイントに違いがあります。
アメックスグリーンカード ANAアメックスカード
メンバーシップ・リワード・ボーナス・ポイント 100円で2-10ポイント なし
ぐるなびネット予約 来店人数×100ポイント なし
ANAグループの利用(航空券旅行代金など) なし 200円で3マイル
ANAマイレージモール利用
ANAカードマイルプラスの利用なし 100円で最大2ポイントの追加マイル
アメックスグリーンカードは、「メンバーシップ・リワード・ボーナス・ポイント」があるのが特徴的です。
これは、アメックス会員がアメックス提携店にて、アメックスカードによる支払いをしたときに、ボーナスポイントがもらえるものです。
たとえば、ロワジールスパタワー那覇という沖縄にあるホテルを利用し、アメックスカードで決済をすると、100円で10ポイント貯まります。
ロワジールスパタワー那覇の夏の平均宿泊代金は、朝食付き1泊2食(子供の宿泊料金無料)で、35,000円程度です。100円で10ポイント貯まるので、35,000円だと、3,500ポイント貯まることになります。
一方で、ANAアメックスカードは、ANAの提携店でショッピングをすると、ボーナスポイントが最大100円につき、1マイルもらえます。もちろん、決済によるポイントは、別途100円で1ポイント貯まっています。
たとえば、ANAの提携店で、ANAカードマイルプラスに登録されている、「セブンイレブン」で買い物をするときに、ANAカードで支払いをすると、以下の通り、追加マイルがもらえます。

アメックスグリーンカードとANAアメックスカードを、ポイントやマイルという点で比較してみました。
追加手数料はかかりますが、それぞれ、メンバーシップ・リワード・プラスやANAカードマイルプラスによる特典は、ぜひもらいたいものです。
日々の買い物などでコツコツポイントを貯めると、忘れた頃に海外旅行行きのチケットが手に入るかもしれませんね。
1-3. アメックスグリーンとANAアメックスの使い方の違い
アメックスグリーンカードとANAアメックスカードは、今まで見てきたように、貯められるポイントやマイルについては、あまり大きく変わりません。
それぞれ違った形でボーナスポイントが付与されるのは、おわかりいただいた通りです。
違う点は、「ポイントの使い方」にあるという点を強調しておきます。
アメックスグリーンカードは、ポイントを貯めて、マイルによる特典旅行をはじめとした、様々な特典に交換可能なカードです。
一方で、ANAアメックスカードは、ANAマイルを貯めて、特典航空券などに交換することを目的としたカードになります。
この違いを知らずにいると、カード所有の目的がわからなくなり、使い勝手の悪いカードになってしまいます。
たとえば、地方の空港で、JALのみが就航しているケースです。ANAアメックスでANAマイルを貯めると、特典航空券の使い道が国際線などに限られてしまいます。ANAマイルでJALに搭乗することはできないからです。
このようなケースでは、ポイント交換先が多い、アメックスグリーンカードが使いやすいというメリットがありますね。
1-4. 付帯サービスはアメックスグリーンの方が優れている
ここでは、ポイントやマイル以外のアメックスグリーンカードのサービスについて触れます。
クレジットカードに付帯するサービスは、旅行傷害保険をはじめとした各種保険や、空港ラウンジを無料で利用可能なサービスなどがあります。
このような付帯サービスによる違いは、ANAアメックスカードより、アメックスグリーンカードの方が優れていると言えます。
理由は、アメックスグリーンカードにあって、ANAアメックスに無い、付帯サービスがあるからです。
たとえば、以下のようなサービスが該当します。
- プライオリティパス スタンダード会員登録が無料
- リターン・プロテクション保険 購入した商品の返品を受け付けてくれる
- 手荷物無料宅配(往復) *ANAアメックスカードは帰国時のみ無料
- ゴルフ・デスクの利用 国内・海外の提携ゴルフ場の予約・手配が無料
- エアポート送迎(片道)格安でタクシーを利用可能
羽田空港から、海外旅行に行くことを想定して、付帯サービスの「エアポート送迎」を例に挙げてみます。
小さい子供がいる上に、荷物が多くなると、電車の乗り換えが非常に不便で不快ですよね。我が家も、空港までタクシーを利用することが多いです。
都内から羽田空港までは、6,000円〜10,000円ほどします。さらに、高速料金が加算されます。
こちらが、高速料金込みで、2,000円〜14,000円で利用できますので、かなりお得ですよね。
アメックスグリーンカードは、特に旅行関連の付帯サービスが充実していると言えます。
1-5. 大きく差が出る、入会キャンペーンの違い
クレジットカードに新規に入会するときは、期間限定の入会キャンペーンを開催していることが多いです。
しかし、同じアメックスでも、キャンペーンの内容には違いがあるため、事前に把握しておきましょう。
2019年9月30日までの入会で、ポイントやマイルがもらえる大型のキャンペーンが開催されています。
そのキャンペーン内容について、比較してみました。
項目 アメックスグリーンカード
ANAアメックスカード
最大もらえるポイントやマイル数 30,500ポイント 最大58,500マイル相当
キャンペーン対象期間 3ヶ月以内のカード利用 3ヶ月以内のカード利用
キャンペーン対象となるカード利用額 50万円 60万円
利用金額はアメックスグリーンカードが50万円、ANAアメックスカードが60万円です。
しかし、貯まるマイルやポイントはそれぞれ違いますね。
旅行や大きな買い物をする予定のある方は、貯まりやすいです。
50万円、60万円まで決済できなくても、到達金額に応じて、ボーナスポイントはもらえますので、安心してください。
「アメックスグリーンカード」と「ANAアメックスカード」で迷っているなら、キャンペーンの条件が良い方を選択するのも一案ですね。
ANAアメックスカードの申し込みで最もマイルやポイントが貯まる方法はこれ!
ANAアメックスカードを発行して58,500マイルを貯めるキャンペーンは、紹介からの申し込みになります。
以下の手順で進めてください。
ANAのマイ友プログラムに登録する
まずは、ANAのマイ友プログラムに登録しましょう。
事前に登録しておき、カード発行が確定したら、すぐに500マイルが付与されます。
紹介者情報に、以下をご入力ください。
- サキクボ ジュンコ
- 00031167

入会キャンペーンの特典がもらえますので、どうぞご覧ください。
マイ友プログラムに登録後、引き続きクレジットカード申し込み画面が出てますが、そこから申し込みをしても、最大限の特典が得られないため、一旦、閉じましょう。
紹介用の申込書を受け取る
下のボタンより申し込みいただけましたら、アメックスの担当者より直接紹介用申込書が送られてきます。
その用紙に記入して申し込みを完了させてください。
1-6. アメックスグリーンもANAアメックスも空港ラウンジは使える
空港ラウンジは、大差ないサービスのため、大いに利用しましょう。
国内28箇所、海外1箇所(ハワイ)に設置してある空港ラウンジは使いたい放題です。
国内空港ラウンジ(28箇所) | 海外空港ラウンジ(2箇所) | |
---|---|---|
空港 | 新千歳空港 / 函館空港 / 青森空港 / 秋田空港 / 仙台空港 / 羽田空港 / 成田国際空港 / 新潟空港 / 富山空港 / 中部国際空港 / 小松空港 / 伊丹空港 / 関西国際空港 / 神戸空港 / 岡山空港 / 広島空港 / 米子空港 / 山口宇部空港 / 高松空港 / 松山空港 / 徳島空港 / 北九州空港 / 福岡空港 / 長崎空港 / 大分空港 / 熊本空港 / 鹿児島空港 / 那覇空港 | ホノルル国際空港 / 韓国 仁川国際空港 |
フリードリンク制でアルコールは有料の場合が多いです。
また、伊丹や羽田空港では、朝のみ軽食のサービスがありますが、だいたい朝7時には完食されます。
早朝便を利用する機会の多い方は、ゆとりを持って空港へ行き、空港ラウンジで無料の朝食も良いですよね。
こちらは、羽田空港第一ターミナル1階中央にあるエアポートラウンジです。

こちらでは、朝食にベーグルがサービスされます。

ここは、羽田空港第一ターミナル2階で、セキュリティチェックを過ぎたところにあるパワーラウンジです。

朝食にクロワッサンがサービスされます。

2. アメックスグリーンとANAアメックスカードのメリット・デメリット
アメックスグリーンカードとANAアメックスカードのメリットとデメリットについてご紹介します。
アメックスグリーンカード ANAアメックスカード
メリット ・プライオリティパスの入会が無料(利用時には都度支払いが必要)
・15の提携航空会社のマイルへ交換可能
・国内外のレストランやホテルで優待が受けられる・ANAグループの利用でマイルが1.5倍貯まる
・毎年継続ボーナスがもらえる
・搭乗でフライトボーナスマイルがもらえる
デメリット ・ANAマイルに移行するとき追加費用が必要
・年会費が高い・ANAマイルにしか交換できない
・プライオリティパスの発行がない
繰り返しになりますが、アメックスグリーンカードは、貯めたポイントの移行先が豊富にあるという利点があります。
一方で、ANAアメックスカードは、ANAマイルを効率よく貯めることに特化したカードです。
次に、アメックスグリーンカードの付帯サービスとして定評の「プライオリティパス」と、ポイントやマイルについて触れていきます。
2-1. アメックスグリーンの強みはプライオリティパスと交換先の豊富さ

アメックスグリーンカードにあって、ANAアメックスカードに無いものといえば、「プライオリティパス」と「ポイントを貯めた後の豊富な交換先」です。
これらについて、詳しく説明していきます。
2-1-1. アメックスグリーンは無料でプライオリティパスが発行される
アメックスグリーンカードは、海外旅行者にとってメリットが大きいカードと言えます。
たとえば、以下のようなサービスがあるからです。
- プライオリティパス スタンダード会員入会無料(都度利用料支払い)
- リターン・プロテクション保険
- 手荷物無料宅配(往復)
- エアポート送迎(片道)
その中でも、使い勝手の良い、「プライオリティ・パス」について、ご紹介します。
搭乗までの時間を落ち着いたラウンジで、軽食や飲み物を楽しんだり、オフィス設備でお仕事をするなど有意義に過ごせる場所です。場所によっては、シャワールームも利用可能です。
プライオリティ・パスと聞くと、海外出張の多いビジネスマンやセレブが利用する、という印象があります。
しかし、一般的なエコノミークラスで飛行機に搭乗するという方も積極的に利用されています。
なぜなら、空港ラウンジがとても快適な空間だからです。
空港ラウンジでは、静かでとても快適な空間です。無料のインターネット利用サービスを利用可能で、無料ドリンクサービスに軽食、ビール・ワインなどのアルコールも楽しめます。
海外旅行で、直行便ならまだしも、乗り継ぎで待ち時間が長いときに利用価値があります。
私も、北京経由ヨーロッパ行きの飛行機に乗り継いだときに、「空港ラウンジを使えて助かった!」という経験をしたことがあります。
そのときは、子供が1歳と4歳で夜中のフライトでした。そして、飛行機も遅延しました。
このような状況の中で、空港内でただただ座って搭乗を待つのはものすごく苦痛だと想像できます。
プライオリティ・パスを持っていれば、同伴者も同料金(32USドル)にて利用できるため、ラウンジ内でシャワーを浴びたり、仮眠をとったり、家族で有意義に過ごせます。
アメックスグリーンカードでもらえるプライオリティパスは、スタンダードタイプです。通常、99USドルで入会することができます。
しかし、アメックスグリーンカード所有者は、無料で入会することができます。
ただし、次のステージである、「アメックスゴールドカード」においては、プライオリティパスの特典内容が大幅にアップします。
通常、スタンダードプラス会員になるには、249USドルを支払い、年10回まで無料で空港ラウンジを利用できます。
これが年2回までの利用と制限があるものの無料で付帯してきます。お得ですよね。
年に1〜2回程度の海外旅行であれば、アメックスグリーンカードで十分でしょう。
こちらは、ドバイ国際空港で乗り継ぎをした際に利用したmarhabaラウンジです。

軽食をいただきました。

24時間営業で有料でシャワーも利用可能です。
子供のプレイルームもあるため、家族連れには助かるサービスですね。
年に1度の海外旅行であれば、都度32ドル払いで元は取れそうです。
2-1-2. アメックスグリーンカードは貯めたポイントの交換先が豊富にある
繰り返しになりますが、アメックスグリーンカードは、貯まったポイントで、15社の提携航空会社のマイルやポイントへ移行可能です。
これは、フライトのみならず、ホテルのポイントに移行したり、ショッピングの支払いをしたりできるため、とても使いやすいです。
たとえば、貯めたポイントで、子連れに優しい、ハワイのシェラトンワイキキに宿泊するとします。メンバーシップ・リワード・プラスに登録している場合、マリオット系のBonvoyポイントにお得に交換が可能です。
特に、2018年8月1日から1000リワードポイントが990スターポイントに移行が可能になりました。それまでは、1,000リワードポイントが330スターポイントだったため、3倍の価値に上がることになります。
シェラトンワイキキは、時期によりますが、1泊50,000〜70,000Bonvoyポイントで宿泊が可能です。そのためには、51,000〜71,000リワードポイントをBonvoyポイントに交換すると、無料で1泊することができます。
飛行機のチケットにも、ホテルの無料宿泊にも、ショッピングの支払いにも使うことができる、便利なポイントプログラムであることはお分かりいただけましたね。
2-2. ANAアメックスのメリットはANAマイルが貯まること
ANAアメックスカードのメリットは、ANAマイルが貯まりやすいため、特典航空券の獲得により、旅費が浮くという点につきます。
理由は、獲得したポイントの移行先がANA旅行関係の商品に限定されているからです。また、ANAの搭乗券やパッケージツアー料金などのANAグループで、カード決済すると、1.5%の還元率が得られます。
たとえば、ANAアメックスカードで、ANAのロンドン行き格安航空券をエコノミークラス1名分を購入するとします。ポイント移行コースに登録済という条件です。

その場合、以下のようにマイルが貯まります。
- フライトマイル:3,830マイル*4人分=15,320マイル
- フライトボーナスマイル:382マイル*4人分=1,528マイル
- 購入代金によるポイント:3,892ポイント(3,892マイル相当)
- ANAグループ商品購入によるボーナスポイント:1,946マイル
合計でおよそ、22,686マイルが貯まります。20,000マイルあれば、香港往復分の特典航空券と交換できます。
ANAアメックスカードは、まさにANAマイラーのためのカードであると言えますね。
3. アメックスグリーンとANAアメックスカードの全体比較
今まで、アメックスグリーンカードとANAアメックスカードについて、特徴やメリット・デメリットについてお伝えしてきました。
ここでは、付帯サービスについて、再度全体像を把握してみます。以下の表をご覧ください。
アメックスグリーンカード ANAアメックスカード
プライオリティパス スタンダード会員無料発行
1回につき27ドルなし
国内空港ラウンジ 国内28空港
海外2空港
同伴者1名無料国内28空港
海外2空港
同伴者1名無料
手荷物無料宅配 往復1回無料 帰国時のみ1回無料
空港クロークサービス あり あり
空港送迎サービス あり なし
旅行傷害保険 利用付帯
最高5,000万円利用付帯
最高3,000万円
旅行傷害保険:疾病・障害治療費用保険金 最高各100万円 最高各100万円
旅行傷害保険:家族特約 あり:配偶者及び生計を共にする子供 あり:配偶者及び生計を共にする子供
各種補償 ショッピングプロテクション
オンラインプロテクション
カード盗難・紛失時の再発行
リターンプロテクションショッピングプロテクション
オンラインプロテクション
カード盗難・紛失時の再発行
海外旅行先での日本語サポート:グローバル・ホットライン あり あり
エンターテイメント チケット・アクセス
コットンクラブ
新国立劇場チケット・アクセス
アメックスグリーンカードとANAアメックスカードの大きな違いは、大きく4つあります。
- プライオリティパス
- 空港送迎サービス
- エンターテイメント
- 旅行障害保険
アメックスグリーンカードには、プライオリティパスが無料で付属したり、格安の空港送迎サービスが利用できたりします。
しかし、ANAアメックスカードにはこのようなサービスは付帯していません。
また、アメックスグリーンカードでは、以下3つのエンターテイメントに対して、優待利用が可能です。
- コットンクラブ
- 新国立劇場
- チケットアクセス
これらでは、イベントの先行予約ができたり、現地で利用できる無料ドリンク券がもらえたり、アメックスカードを持っているからこそ得られる、優待サービスになります。
チケットアクセスは、ANAアメックスカードでも利用可能で、公演によっては、前方など良席を手配してもらえる可能性もあります。
旅行傷害保険については、支払われる保険金最高額がアメックスグリーンカードは5,000万円、ANAアメックスカードは3,000万円と差があります。
しかし、疾病・障害治療保険金金額や家族特約付きという点では、同じサービスになります。
このように、俯瞰して見比べることで、あなたにはどちらのカードが合っているかわかりますよね。
最後に、まとめておきます。
再度、それぞれのカードの全体像を把握することで、あなたに合ったカードがわかりますよね。
4. まとめ
アメックスグリーンとANAアメックスの違いについて、詳しくお伝えしました。
ANAマイルに集中して貯めたい方は、ANAアメックスカード、そうでない方は、アメックスグリーンがオススメです。
ポイントやマイルを貯める際には、大型の入会キャンペーンが開催されているときを狙うことです。
カードを決めかねている間にも、ポイントやマイルの取りこぼしが発生しています。
一日でも早くカードを手に入れて、ポイントやマイルによる特典をお楽しみくださいね。
ANAアメックスカードのキャンペーン詳細については、「ANAアメックスカードの入会キャンペーンと口コミや評判を比較<2019年9月最新>」の記事をご覧ください。